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滋賀県の公立高校入試を控える中学3年生や保護者の方から、国語について次のような相談をよくいただきます。
「国語は何を勉強すればよいかわからない」
「過去問を解いているのに点数が上がらない」
「入試直前からでも、国語の点数を上げられるのか」
「志望校に合格するためには、国語で何点取ればよいのか」
国語は、数学や英語と比べて勉強法がわかりにくい教科です。しかし、滋賀県公立高校入試の出題形式を理解し、優先順位を決めて過去問対策を進めれば、短期間でも得点を安定させることはできます。
この記事では、滋賀県の個別指導塾「アゲル塾」の塾長・守岡宗次郎が、滋賀県公立高校入試の国語について、問題構成、目標点、時間配分、長文・記述・漢字の具体的な勉強法を解説します。
滋賀県公立高校入試の国語は、5教科の中でも比較的平均点が高い傾向にあります。
過去の平均点を見ると、年度による差はあるものの、おおむね50点から55点前後になることが多く、60点近くまで上がる年度もあります。
数学や理科などでは平均点が30点台や40点台になる年もありますが、国語はそれらの教科と比べると、受験生全体が点数を取りやすい教科です。
ただし、ここで注意しなければならないことがあります。
平均点が50点から55点程度ある試験で40点台を取ってしまうと、他の受験生との差が大きく開きます。
一方で、自分が60点を取っても、周囲も50点以上を取っているため、それだけでは大きな差をつけられません。
そのため、滋賀県公立高校入試の国語では、単に平均点を超えるのではなく、志望校に応じて次のような点数を目指す必要があります。
まずは50点を確実に取る
中堅上位校では60点以上を目指す
上位校では65点から75点以上を目指す
国語を得点源にしたい場合は70点から80点を狙う
国語は「大きく点数を伸ばす教科」というより、取るべき問題を確実に取り、失点を防ぐことが重要な教科です。
滋賀県公立高校入試の国語は、大きく3つの問題で構成されています。
第1問では、説明文や論説文などの、論理的に書かれた文章が出題される傾向があります。
筆者が何を主張しているのか、どのような理由や具体例を使って説明しているのかを読み取る問題が中心です。
主な出題内容は次のとおりです。
内容一致問題
指示語の問題
接続語の問題
理由説明
短い記述問題
筆者の主張を読み取る問題
説明文では、自分の感想ではなく、本文に書かれている根拠をもとに答えることが重要です。
第2問では、随筆などの文章が出題されることが多くあります。
随筆とは、筆者が自身の経験や出来事をもとに、そこから感じたことや考えたことを書いた文章です。
説明文のように論理構成が明確ではない場合もあるため、苦手に感じる受験生は少なくありません。
また、第2問の後半には、100字以上140字以内など、比較的長い文章を書く記述問題が出題されることがあります。
この記述問題は配点が高いため、空欄のままにすると大きな失点につながります。
第3問では、主に次のような知識問題が出題されます。
漢字の読み書き
文法
品詞
活用
接続詞
古文
和歌
文章表現に関する問題
年度によって出題内容は変わりますが、長文問題と比べると、勉強した内容が得点に直結しやすい大問です。
滋賀県公立高校入試の国語で安定して点数を取るためには、まず第3問を得点源にすることが重要です。
ここで紹介する点数は、合格を保証する点数ではありません。
入試の難易度、倍率、内申点、他教科の得点によって必要点は変わります。あくまで、国語で最低限確保しておきたい目安として考えてください。
偏差値50前後の高校を志望する場合は、まず国語で50点以上を確保することが一つの目安です。
平均点付近を安定して取ることで、国語が原因で合格可能性を下げるリスクを減らせます。
ただし、50点は最終目標ではなく、最低ラインと考えましょう。
偏差値55前後の高校を目指す場合は、60点以上を目標にしたいところです。
国語で60点を安定して取れるようになると、他教科で多少失点した場合にも補いやすくなります。
競争率の高い高校を受験する場合は、60点で安心せず、65点から70点を狙うことが大切です。
偏差値60前後の高校では、最低でも65点以上を目指したいところです。
このレベルの受験生は、漢字や基本問題をほとんど落としません。そのため、基本問題のミスがそのまま大きな差になります。
第3問を確実に取り、第1問・第2問でも半分以上の得点を積み重ねる必要があります。
滋賀県内の上位校を目指す場合は、国語で75点以上を一つの目標にしましょう。
上位校の受験生は、国語の基本問題で高得点を取ってきます。
そのため、漢字や文法で失点せず、長文読解や記述問題でも得点を積み上げなければなりません。
国語を得点源にする意識を持ち、70点台後半から80点を狙う勉強が必要です。
入試直前に国語の点数を上げたい場合、最初に取り組むべきなのは第3問です。
第3問は、漢字や文法などの知識問題が中心です。
長文の読解力は短期間で急激に伸ばすことが難しい一方、漢字や文法は、覚えた分だけ得点につながります。
特に漢字は、可能な限り満点を目指してください。
仮に第3問で30点を確保できれば、第1問と第2問で残りの半分程度を取るだけでも、全体で60点台に到達できます。
例えば、次のような得点イメージです。
第3問で30点
第1問・第2問の合計65点中、半分程度の32点から33点
合計62点から63点
この得点が取れれば、多くの高校で国語の最低ラインを超えやすくなります。
第3問を安定させることは、得点面だけでなく精神面でも大きな意味があります。
「漢字と知識問題で30点は取れる」という自信があれば、長文問題にも落ち着いて取り組めます。
国語で時間が足りなくなる生徒には、第3問から解き始める方法をおすすめします。
第3問は、長文問題と比べると短時間で解きやすく、時間をかければ正解できる問題が多いからです。
第3問の漢字・文法・古文などを解く
第1問の説明文を解く
第2問の随筆・記述問題を解く
最後に見直しをする
第3問は、できれば5分前後、長くても10分以内で解くことを目標にしましょう。
最初に第3問を解くことで、時間切れによって漢字や知識問題を落とすリスクを減らせます。
入試では、合格まであと1点、2点、5点足りなかったというケースがあります。
取れる問題を時間切れで落とすことがないように、解答順まで含めて過去問演習をしておきましょう。
短期間で入試問題に慣れるためには、過去問を年度ごとに1年分ずつ解くだけでなく、大問ごとにまとめて解く方法が効果的です。
これをアゲル塾では「過去問を縦に解く」と表現しています。
例えば、5年分の過去問がある場合、次のように解きます。
5年分の第1問だけを続けて解く
5年分の第2問だけを続けて解く
5年分の第3問だけを続けて解く
同じ種類の問題を連続して解くことで、出題パターンや解き方の共通点が見えやすくなります。
説明文の選択問題や記述問題で、本文のどこに根拠があるのかを探す練習ができます。
随筆の読み方や、100字以上の記述問題の形式に慣れられます。
漢字、文法、古文など、滋賀県で繰り返し問われやすい分野を把握できます。
時間がない場合は、全年度を通して解くのではなく、「今日は第3問だけ」「次は記述問題だけ」とテーマを決めて取り組むことが重要です。
入試直前の1か月で、文章を読む力そのものを大きく伸ばすのは簡単ではありません。
読解力は、小学生の頃からの読書量や文章経験によって少しずつ身につくものだからです。
しかし、短期間でも「入試問題の解き方」を身につけることはできます。
長文問題を復習するときは、正解・不正解を確認するだけでは不十分です。
次の点まで確認してください。
正解の選択肢は、本文のどの部分を根拠にしているのか
不正解の選択肢は、本文のどこと矛盾しているのか
自分はどの言葉を見落としたのか
設問は何を答えるように求めているのか
国語の選択問題では、「なんとなく合っている気がする」という理由で選んではいけません。
正解には本文中の根拠があり、不正解の選択肢には、本文と異なる部分や言い過ぎている部分があります。
復習するときは、過去問の本文に直接書き込みましょう。
例えば、選択問題で間違えた場合は、本文の該当箇所に線を引き、「この一文が根拠」と書き込みます。
不正解の選択肢についても、どこが間違っているのかを確認します。
本文にはそこまで書かれていない
主語が異なっている
原因と結果が逆になっている
一部は正しいが、全体としては誤り
筆者の意見ではなく、具体例の内容を述べている
このように、過去問そのものを自分専用の参考書に変えていくことが大切です。
国語の過去問は、一度解いて終わりにしてはいけません。
目安として、同じ問題を3回から5回解き直しましょう。
ただし、1週間で一気に5回解く必要はありません。
1か月から2か月かけて、週に1回程度のペースで解き直す方法がおすすめです。
1回目は、時間を測って本番と同じように解きます。
2回目以降は、次のことを意識してください。
答えの根拠をすぐに説明できるか
不正解の選択肢が誤りである理由を説明できるか
記述問題の構成を思い出せるか
第3問の知識問題を迷わず解けるか
最終的には、通常50分かかる問題でも、30分程度で全体を確認できる状態を目指します。
5回目には、本文を読みながら「この部分がこの問題の根拠だった」とすぐに思い出せる状態が理想です。
同じ問題を繰り返す目的は、答えを暗記することではありません。
「どのように考えれば答えにたどり着けるのか」を体に覚えさせることが目的です。
滋賀県公立高校入試では、第2問などで100字以上140字以内の記述問題が出題されることがあります。
長い文章を書くことに慣れていない生徒は、何から書けばよいかわからず、時間を使いすぎてしまいます。
そこで重要になるのが、文章の「型」を持つことです。
記述問題では、次の順番で書くと文章を整理しやすくなります。
結論
理由
具体例
最後の結論
一般的には「PREP法」と呼ばれる構成に近い書き方です。
設問に対する自分の答えを、最初に簡潔に書きます。
なぜそのように考えたのかを説明します。
自分の経験や、設問で求められている具体的な出来事を書きます。
100字以上の記述では、この具体例の部分をやや長めにすると、必要な文字数を確保しやすくなります。
最初の結論と同じ内容を、少し表現を変えてまとめます。
文字数や時間に余裕がない場合は、最後の結論を短くしても構いません。ただし、基本的には最後まで書いた方が文章としてまとまりやすくなります。
記述問題は、自分だけで正しく採点することが難しい問題です。
次のような点は、第三者に確認してもらわなければ気づきにくいからです。
設問に正しく答えているか
結論と理由がつながっているか
具体例が適切か
主語と述語が合っているか
接続詞の使い方が正しいか
同じ内容を繰り返していないか
漢字や表現に誤りがないか
指定文字数を満たしているか
添削は、塾の先生や学校の国語の先生に依頼しましょう。
高度な論文指導が必要なわけではありません。
滋賀県公立高校入試の記述問題では、設問に沿って、結論・理由・具体例をわかりやすく書けていることが重要です。
書いた文章を必ず誰かに見てもらい、修正してもう一度書くところまで取り組みましょう。
本番では、記述問題に時間をかけすぎると、他の問題を解く時間がなくなります。
そのため、練習段階から時間を測って書きましょう。
目標は5分から10分以内です。
最初は時間がかかっても構いませんが、型を身につけることで、少しずつ短時間で書けるようになります。
本番では、空欄にせず、最後まで書き切ることを優先してください。
第3問には、漢字以外にも文法、品詞、活用、古文、和歌などが出題されます。
これらをすべて最初から勉強し直そうとすると、多くの時間が必要です。
入試直前で時間が限られている場合は、過去問に出ている分野を確認し、必要な部分を優先して復習しましょう。
過去問の第3問を開く
詳しい答えを見る前に、何の分野が出題されているかだけ確認する
教科書や参考書で、その分野を10分から20分程度復習する
その後に過去問を解く
間違えた部分を再度復習する
例えば「動詞の活用」が出ているなら、先に活用の基本を確認します。
古文が出ているなら、歴史的仮名遣いや主語の捉え方など、関連する内容を短時間で復習してから問題を解きます。
これは答えを事前に見る方法ではありません。
出題分野を把握し、必要な知識だけを先に整理してから演習する方法です。
限られた時間の中で、出題される可能性の高い内容を効率よく身につけられます。
文法や古文は出題分野を絞って勉強してもよいですが、漢字は継続的な学習が必要です。
漢字は、第3問の中でも特に点数を安定させやすい分野です。
過去問に出た漢字を覚える
学校の漢字教材を繰り返す
間違えた漢字だけをまとめる
読みと書きの両方を練習する
同音異義語や送り仮名にも注意する
一度書けた漢字でも、数日後にもう一度確認しましょう。
入試本番では、「見たことはあるけれど書けない」という状態をなくすことが重要です。
入試まで時間がない場合は、すべてを同じように勉強してはいけません。
次の優先順位で取り組みましょう。
まずは短期間で伸ばしやすい漢字、文法、古文を固めます。
100字以上の記述を、結論・理由・具体例・結論の順で書く練習をします。
書いた答案は必ず添削してもらいましょう。
過去問の長文を何度も解き、答えの根拠を本文中から探す練習をします。
試験全体を通して解き、第3問から始める方法や、自分に合った解答順を確認します。
国語に使える勉強時間が少ない場合は、「今日は第3問」「明日は記述」「次の日は説明文」というように、テーマを決めて取り組むことが大切です。
滋賀県公立高校入試の国語は、平均点が比較的高いため、基本問題の失点が合否に大きく影響します。
国語の点数を安定させるためには、次の対策が重要です。
志望校に応じた目標点を決める
第3問の漢字・知識問題で30点以上を目指す
本番では第3問から解く
過去問を大問ごとに「縦に解く」
正解の根拠を本文中から探す
過去問を自分専用の参考書にする
同じ過去問を3回から5回解き直す
記述問題は結論・理由・具体例・結論の型で書く
書いた記述答案は必ず先生に添削してもらう
国語力そのものを身につけるには、半年から1年単位の継続的な学習が必要です。
一方で、入試直前でも、出題形式への理解、過去問の復習、解答順の改善によって点数を安定させることは可能です。
大切なのは、ただ問題数をこなすことではありません。
「なぜこの答えになるのか」「本文のどこが根拠なのか」「次に同じ問題が出たらどう解くのか」を一つずつ確認しながら勉強しましょう。
アゲル塾は、滋賀県の中学生・高校生を対象にした、点数を上げることに特化した個別指導塾です。
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やることリストには、次のような内容を具体的に設定します。
今週取り組む教材
解くべきページや問題
優先して復習する単元
過去問を解く年度や大問
漢字や英単語などの暗記内容
次回までに達成する目標
「国語を勉強する」のような曖昧な計画ではなく、「2024年度の第3問を解き、間違えた漢字を3回書く」といった、実行できる計画に落とし込みます。
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志望校や定期テストの目標点を決める
目標から逆算して、毎週のやることリストを作成する
授業や家庭学習で計画を実行する
進捗状況や理解度を確認する
できなかった原因を振り返る
次週の計画を修正する
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毎週の振り返りと計画修正
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